GTの生みの親であるゲーリー・ターナーは、高度な溶接技術を必要とする楽器の修理職人でした。その技術を活かし自分の息子に最先端のクロモリ素材を使用してBMXレーサーを作ると、他の子供からも作って欲しいと要望が殺到し、その噂が一気に広がりました。
カリフォルニア州サンタアナに工房を構え1979 年に自らの頭文字を取ったGT bicyclesを設立し世界に向けて販売を始めました。時代とともにBMX人口は増加し、GTは世界的BMX レースのスポンサーになるほどに飛躍していきました。
80年代後半にさしかかると、多様なフィールドに対応したスポーツMTB の開発に着手、1987 年にGT はネバダ州で行われたインターバイクショーで5 モデルのバイクを発表しました。それから5年も経たない間にGT bicycles はトリプルトライアングルフレームを開発しBMX 同様にMTB のレース界を席巻し世界を驚かせました。